ふたつの想いが重なるころ



「あたしもずっと崎のことが好きやった。
崎と出会ってから、ずっと崎しか見てへん。
崎以外見られへんねん」


あたしが言い終わると同時に、

崎はあたしを引き寄せて抱きしめた。


崎のぬくもりが伝わってきた。

あたたかくて、あたしをほっとさせた。


「俺もずっと夕陽しか見てへん。
夕陽がおったらそれだけで充分やねん。
好きや…愛してる」


あたしを抱きしめる崎の体全体から、

崎の想いが伝わってきた。


あたしは愛されてるって実感した。