ふたつの想いが重なるころ



「夕陽。元ね今大阪帰ってきてるんよ。
もちろん夕陽に会うために」

「えっ…?」

「あたしたち別れたねん。
元はずっと夕陽のことが好きやったんやで。
あたしと付き合ってる間も、ずっと夕陽だけを想ってたんよ」


眞緒はどこか寂しそうに笑った。

あたしはどうすればいいのか分からずにいた。


あたしもずっと崎のことが好きやった。

けど眞緒のことも大好きで。

眞緒を思うと崎の元へは行けへん。


「夕陽、もしかしてあたしに遠慮してんの?
遠慮する必要ないんやで!?
あたしと元はもう終わってるねん。
元の想いを無駄にはしたないねん」


眞緒は真剣な顔であたしを見ていた。


この時あたしは思った。

眞緒の思いを無駄にしたらあかん。