ふたつの想いが重なるころ



「あたしと元が付き合い始めたのは、高校卒業してからなんよ」

「高校卒業してから…?」

「うん。
高校も同じとこ行ったけど、ただの友達やった。
まわりからは付き合ってるように見えたらしいけどね」


眞緒は幼さの残った笑顔で笑った。

けどその顔は大人びて見えた。


5年間の時間が、あたしのまわりを少しずつ変えていた。