ふたつの想いが重なるころ



あたしたちの事、

気にしてくれてありがとう。


けど崎は帰ってこんかった。

あたしに会いたくなかったってこと。

それが崎の答えなんや。


あたしはそう考えていた。


「ちょっと座ってもええかな?
夕陽にな、話あんねん」

「話?」

「元の事なんやけど、聞いてくれる?」

「うん………」


眞緒はあたしの向かいに座ると、

5年前の事について話し始めた。