終点に着き 一番最後にバスを降りる 彼の姿はもういない ≪ミルクティーって…ちょっと甘いかもなぁ…≫ 彼もミルクティーが苦手だったんだ だからこの前バスの中に ペットボトルを置いていったのか… そう納得すると スッキリした気持ちになり ミルクティーのフタを開ける ミルクティーは甘い香りを漂わせる 私は一口飲んだ 「やっぱり甘い」 そう呟くけどほころんでしまう 私はミルクティーの温かさと その香りを楽しんだ