私はハァーと溜息をつき
ボォッッ
「っ!!!」
溜息と共に聞こえた音のあとに高宮の叫び
「熱いだろう?能力者の中でも危険な自然系の火の炎だ」
高宮の周りに円を書くように炎が燃えている
近くから「しょ、消火器!!」ときこえたから
「消火器なんかでは消せない火だ。」
私が言ったとたんバァッ、シャァーと音がする
床は水浸しになり炎は消えている
「これが自然系の水だ」
自然系は約二千万人に一人の割合
そして私は世界でも一握りの存在
「わかったか、一般人、オマエ等がどれだけ弱いか。守られろ、早く仕事を終わらせたいのでな」
高宮はコクと頷くだけ
隣の金髪男はククッと笑っている


