先生はなぜ飛びたかったのか…

青春・友情

清永/著
先生はなぜ飛びたかったのか…
作品番号
3785
最終更新
2007/06/21
総文字数
1,011
ページ数
2ページ
ステータス
未完結
PV数
451
いいね数
0
暑苦しい夏だった。

だからっていうわけじゃない。

暑くて、気が変になりそうで…

先生はそうしたんじゃない。



特にきれいな空だったわけじゃなかった。



どちらかというと曇った

なんのとりえもない空だった。



生まれて初めて体験した猛暑は

僕の記憶にこの先きっと残らないだろう。


先生が空を飛んだ瞬間に

暑さも僕の背中を伝った汗も…

すべての感覚器官を失って

ただ風の音に集中していた。

目次

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