「では、そなたのその容姿と声を引き換えに確実なる死の薬をやろう。 魔女はそういい小さな小瓶を差し出した。 「ありがとう。魔女のお婆様」 シアナの声はもう今までの美しい声ではなかった。 容姿は金髪から深紅の髪に。 瞳は金から灰色に。 肌の色は死人の白。 そして皮膚はたるみ醜い姿。 そして・・・・ガラガラのヒキガエルの鳴き声のような声。 薬の対価に奪われたものは大きい。 憎しみにかられた愚かなシアナ。 もうそれはヒトではない・・・・ 魔力をもった魔物と化していた・・・・・