目を・・・一瞬うたがう。 そこにいたのは、まぎれもなくアシェルなのだから・・・ 父上も驚いている。 王族が、一つずつしか持っていないものを彼女は二つも持っているのだから・・・ 「アシェルと申します」 「そうか、そなたは良く当たるとうわさの占い師とか」 王は言う。 私は、はいと答える。