そのあとの者達もみなそろって人魚の血肉といった。 呆れてため息が出る。 「父上、まさか信じたりしませんよね?」 ラダルは聞く。 「四十九人、皆がいうのだから信じよう。そして、人魚を捕らえる」 「ラダル、今の父上には何を言っても無駄だよ」 それもそうか、もう、父上はもとの威厳もないのだから。 そして・・・五十番目の占い師が部屋に入って来た。