城では・・・女王の危篤で慌てふためいていた。 王などはもう、手のつけようの無いほど・・・ 「お母様!!イヤよ、私を置いていかないで」 アリシアの目からは涙があふれ、まぶたも腫れていた。 その隣で、ただひたすら泣かないように我慢する双子・・・ 王は急にはっとしたように顔をあげ、彼の側近をよんだ。 「ただちに、この国にいる魔術師、医者、占い師すべてを城へよべ」 「かしこまりました」 側近は、静かに部屋からでて主にいいわたされた仕事を始めた。 ラダルとアシオンは部屋をそっとでた。