「できればここに置いておいてほしいけど・・・」 「じゃあ、決まりだな。ようこそ我が船へ」 船って聞いてやっとここがどこかわかった。 「もしかして、もう海の上だったりするの?」 その言葉にヴィルトスはニヤッと不敵に笑ってから答えた。 「ああ、もう沖にでている」 ――新しい生活の始まりは―― ――運命の始まりに過ぎなかった―― ――この出会いも必然―― すべての真実は歴史の闇の中に・・・