「あの、どうしてこんなところにいるんですか?」




「ああ、散歩の途中だったんだよ。途中で美しい歌声が聞こえて近寄ってみたんだ」



しれっと臭い台詞言わないで・・・




「アシェルわ?」



「私は人を待ってるんです」



私がそう言ったとたん・・・まるで計ったかのようにラダルが来た。



「アシェル!それに・・・アシオン??」



「あ、おはようラダル」



ラダルは私たちの姿を捉えると走ってこっちに向かってきた。



「もしかしてアシェルが待ってる人ってラダル?」



「そうですけど?」



私は“?”しか思い浮かばない・・・