【完】極上♡恋愛主義

「なんでもないよ」




笑顔を向けてユカちゃんを見ると、やっぱりこの人だけはごまかせないと再確認した。




私は「はぁ…」と小さな溜息を漏らし、両手で顔を隠すと、キョロっともう一度ユカちゃんを見る。




「ヒッ…」




ユカちゃんが怒ってるよ。



女王からいっきに鬼に変わっているユカちゃんのあまりの迫力に小さな声が漏れた。