すぐにくっついた唇を離すと、恥ずかしくなって後ろに後ずさる。




ちらりと矢崎先輩の顔を見ると、不満気な顔をしながら私のほうにきた。




一歩一歩さがるけど、矢崎先輩も近づいてきて、一筋の冷や汗が流れる。




とうとう後ろは壁になり、私は行き場がなくなった。



なんか凄い不機嫌。




「普通口だろ??」




「ぅう…だって…」