壁にもたれ掛かりながら腕をくみ、三人にむかって言った。




すると、我慢できなかったのか「ヒッ…」っと小さな声を漏らし、三人は即座に屋上から去っていく。




怖かった…。




まだ恐怖で足がガクガク震えていて、視界が揺れた。



ふらつき、倒れそうになった私を、矢崎先輩が受け止める。




「ぅう……矢崎先輩……グスン」