【完】極上♡恋愛主義

―――ガチャリ。




「はぁ…はぁ…よかった…間に合った…」




勢いよくドアを開けると、まだ矢崎先輩の姿はない。



全力で走ってきて、もう息がきれている私は、倒れ込むように地面にペタリと座った。




それにしても、屋上って綺麗だなぁ。




まだ入学して間もない私は、屋上に来るのは今日が初めてだったりする。




上に青空が広がっていて、風も気持ちいいな…。