【完】極上♡恋愛主義

「ちょっと用事があって…」




しどろもどろに私が言うと、




「ふぅ〜ん…あっそ」




尚ちゃんは興味なさ気に、腕を掴んでいた手を離すと自分の席にもどっていった。




…って!!早く屋上行かなきゃ!!




すっかり矢崎先輩との約束を忘れていて、私は全力疾走で屋上へ向かった。