帰る用意をしてサトシ君の教室に向かっている時、私はある事に気付いた。




私…人生初のサボリだ!!




そう思うと、胸が期待でバクバクしてきて、緊張で汗が流れ出す。




落ち着かなきゃ…。




目を閉じて深呼吸を大きく二回する。




ゆっくりと目を開くと、もうすでに二年二組の前まできていた。