いつもは見ることのできないユカちゃんの慌て面に、口の端があがる。




でもユカちゃんは、そんな私を気にもせず意外と速い足をひたすら走らせた。




「ハァハァ…」




ユカちゃん早過ぎる…。




もうすでに息があがり、ハァハァと呼吸をととのえる。




その反面ユカちゃんは涼し気な顔をし、足をとめた。