そして次の瞬間、私は壁に追いやられた。




「矢崎と付き合ってんの??」




私の腕をきつく握る尚ちゃんの手が痛い。




「尚ちゃ…痛「付き合ってんのかよ!!」




私は話す事も許されなくて、腕の痛さに目から涙がこぼれた。




勘違いかもしれないけど、少し尚ちゃんの力が弱くなる。




私は、首を小さくふった。…縦に。