胡桃の笑顔を見ると、俺も嬉しくなってしまう。




衝動的に、胡桃の頭をワシャワシャと撫でた。




「お腹いっぱい」




昼飯を食べ終わると、もう予鈴がなる時間。




まだ一緒にいてぇけど、




「今日戻るか」




「……うん」




少し寂しそうな胡桃の手を握り、立ち上がる。




屋上からでようとすると、胡桃が突然歩く足を止めた。