ハァハァと呼吸が乱れている私の腕を、先輩がグイッと掴んだ。




何かと思って顔をあげた途端、




「せんぱ……んん!!」




先輩の唇が私の唇とかさなる。



先輩は、私の唇を味わうように何度も角度をかえて、離れてはくっついての繰り返し。




酸素を求めて口をあけると、酸素の変わりに生暖かいものがはいってきた。