ギュッと抱きしめられたら心地よくて。




私は目をつむり、先輩に答えるように背中に腕を回す。




甘い匂いとあたたかさに包まれて、私はいつの間にか眠りについた。




「ん……矢崎…せん、ぱ…い」




「フッ…やっと手にはいった」




眠りの中で、どんな夢かはわからないけど、先輩にキスされた。




でもその夢の中で先輩が私にキスしたのは…ほんとだったかもしれない。