ドキドキ。




やっぱり、凄いなぁ。




女の子達に囲まれている矢崎先輩をうっとりと見ていて、ユカちゃんの声なんて聞こえなかった。




「……み」




「…るみ」




「くーるーみぃ!!!!」




「えっ!!はい??」




ビックリしたぁ…耳元でそんな大きな声だしちゃ駄目だよ。




耳を抑える私に、ユカちゃんは呆れたように言った。