「じゃあ、各自体育祭の種目を決めるぞ」




担任の福川がやけに気合いがはいっているようで、目がキラキラ輝いている。




他の人が種目を決めていくなか、私はボーっと窓際を見つめていた。




矢崎先輩…。




体育の授業だそうで、サッカーをしている矢崎先輩。



もう二ヶ月近く目すらあわせてないけど、今も先輩が好きだ。