これから矢崎先輩はもう…




ギュッて抱きしめてくれない。




優しく頭撫でてもくれない。




キスしてくれないんだ。




苦しくて、




苦しくて、




苦しくて…




胸に穴があいたみたい。




先輩が教室からでていくと、こらえていた涙がポロポロと流れ、私の頬を伝う。