今もまだ残っているキスの感触。




熱で寝込んでいる時も、ずっとどうして矢崎先輩が私にキスしたのか考えていた。




けどわかんない。




自分の気持ちも矢崎先輩の気持ちも。




「学校行ったらユカちゃんに聞こう!!」




それが一度!!と、変に意気込みながら家のドアを開けると、その先には尚ちゃんがいた。