「もういいって。だからんな顔すんなよ」




「先輩…」




いつも意地悪なのに、時々優しいところとか……ずるい。




そうやって私をドキドキさせるのって、矢崎先輩はずるいです。




「早くねろよ」




「寝れないです…」




甘えるように見る私に、矢崎先輩はいつものように鼻で笑うと、ベットの中に入ってきた。