それは聞かないでほしかったです。




心の中で言い、一人でなんて言おうか悩んでいると、矢崎先輩の顔が急接近。




「何度だったんだよ」




「えっ…とですね…36.2℃でした…」




今もなお続いている頭の痛みすら忘れ目の前の矢崎先輩に苦笑いで嘘を言う。




まぁ、隠せるわけないですけどね。