熱が高いとなると、さっきまでの事とつじつまがあう。




体温計をもとのケースに直すと、ちょうど後ろから矢崎先輩が氷水をもってきた。




私は即座に体温計を隠す。



「もうはかり終わったか??」




「は…はい!!」




体温計を握る手に力がはいり、冷や汗が流れる。




「…で。何度だった」




「………」