はっ!!




目が覚めると、私を心配そうに見る矢崎先輩がいた。



なんだ……夢…か。




「もう家着いたぞ」




「え…ほんとだ」




前を見ると、三好とかかれたプレートのある私の家。



鞄の中をあさり、頭がズキズキと痛むのを堪え、家の鍵をさがす。




「あった…」




「貸せよ」