「くそっ…覚えとけよ」




ざこがいきがってんじゃねぇよ。




頭をクシャクシャかきながら、走りさっていく十数名の男達をみる。




女一人のために喧嘩とか…ありえねぇ。




授業に出るのも面倒で、昼ねでもしようと保健室に向かった。




―――ガラガラッ。




保健室の中には、誰ひとりいなくて、俺は即ベットに寝転ぶ。