――翌朝。 あたしはガラッと勢いよく教室の扉を開けた。 『あ、みやちゃんおはよ!って……その頭!』 最初に挨拶をしてきたのはあんこちゃんで、あんこちゃんはあたしの頭を指差し驚くのだった。 「変……かな?」 あたしは髪をいじりながら、不安そうに聞く。 『ううん!全然!可愛い!でも、その髪……なんで』 あんこちゃんは首を横に振って答えてくれた。そして、あたしの髪が他の理由を聞くのだった 。