久しぶりに全速力で走ったため、息切れが激しい…… なのに先輩は 「遅い」 って…… かなり早いでしょ。 「な……んで、どしたん……ですか……??」 息切れで上手く喋れない。 「なんで?決まってるだろ」 そう言うと先輩は、あたしの腕を引っ張った。 そして―――――――――――キス。 ちょっ……!! 誰かに見られるっ!! 「せ、せんぱっ………っ!!」 喋るのをまた塞がれる唇。