まるで金縛りのように動きを封じられた俺達と朱雀。
それを眼下に、玄武の眼球だけが動く。
感情も理性も感じさせない、獣性を剥き出しにした眼。
その眼が捉えたのは、意外にも俺達ではなく、同じ神獣である朱雀だった。
御手洗少佐に襲いかかろうとしていた朱雀を視界に捉えた玄武。
その口腔内で、赤く何かが燻るのが見えた。
それが、玄武の体内で圧縮された高熱の火炎だと分かった瞬間。
「!!!!!」
玄武は朱雀目掛け、一気に火球を吐き出した!
海面が夕焼けの如く真っ赤に染め上げられ、海風までもが熱風に変わる。
ある程度の距離を置いて、機械甲冑を纏っている俺にさえ、その火球がどれ程の高温なのか、肌で感じ取る事ができた。
恐らくは数万度。
機械甲冑でさえも、耐え切る事ができない超高熱の炎だった。
それを眼下に、玄武の眼球だけが動く。
感情も理性も感じさせない、獣性を剥き出しにした眼。
その眼が捉えたのは、意外にも俺達ではなく、同じ神獣である朱雀だった。
御手洗少佐に襲いかかろうとしていた朱雀を視界に捉えた玄武。
その口腔内で、赤く何かが燻るのが見えた。
それが、玄武の体内で圧縮された高熱の火炎だと分かった瞬間。
「!!!!!」
玄武は朱雀目掛け、一気に火球を吐き出した!
海面が夕焼けの如く真っ赤に染め上げられ、海風までもが熱風に変わる。
ある程度の距離を置いて、機械甲冑を纏っている俺にさえ、その火球がどれ程の高温なのか、肌で感じ取る事ができた。
恐らくは数万度。
機械甲冑でさえも、耐え切る事ができない超高熱の炎だった。


