それは…巨大な亀の化け物だった。
黒目のない白濁した鋭い眼、鋭角に尖った鱗で構成された背部の甲羅、黒みがかった灰色の体色、下顎からせり出した、一対の巨大な牙。
そいつが姿を現すだけで、沿岸に津波のような波が押し寄せ、民家に被害を与えた。
体高およそ100メートル。
朱雀や俺達の装着している機械甲冑など、玩具にしか見えないほどの巨体だ。
「……っっ…」
その巨大さに舞姫、ナスティ中尉、白夜大尉といった女性隊員達が圧倒される。
「し…神獣…?」
早乙女大尉が震える声で呟くのが聞こえた。
過去に確認された事のない、超大型の神獣。
後にレジストコード『玄武』と命名される事になる、新種だった。
その威圧感たるや、歴戦の兵士である御手洗少佐でさえも動きを止めてしまうほどの迫力。
そんな彼に。
「っ!?」
一匹の朱雀が急降下してくる!
黒目のない白濁した鋭い眼、鋭角に尖った鱗で構成された背部の甲羅、黒みがかった灰色の体色、下顎からせり出した、一対の巨大な牙。
そいつが姿を現すだけで、沿岸に津波のような波が押し寄せ、民家に被害を与えた。
体高およそ100メートル。
朱雀や俺達の装着している機械甲冑など、玩具にしか見えないほどの巨体だ。
「……っっ…」
その巨大さに舞姫、ナスティ中尉、白夜大尉といった女性隊員達が圧倒される。
「し…神獣…?」
早乙女大尉が震える声で呟くのが聞こえた。
過去に確認された事のない、超大型の神獣。
後にレジストコード『玄武』と命名される事になる、新種だった。
その威圧感たるや、歴戦の兵士である御手洗少佐でさえも動きを止めてしまうほどの迫力。
そんな彼に。
「っ!?」
一匹の朱雀が急降下してくる!


