俺達の搭乗後、輸送機は橋に向けて飛び立つ。
今回は朱雀も相当数がいるという事だ。
前回のナスティ中尉のような独断専行は、兵士個人どころか、隊そのものの全滅を招きかねない。
彼女もその事は御手洗少佐に厳重注意を受けている。
同じ愚を繰り返すような事はないだろう。
…白夜大尉のそばには、飛鳥伍長が寄り添うようにいる。
尤も、見た目ほど仲睦まじいという訳ではないらしい。
甲冑越しにでも、白夜大尉の憮然とした顔が目に浮かぶようだ。
「どういうつもりかしらね」
周囲に聞こえないよう、俺の隣で舞姫が呟く。
「出撃時まで白夜大尉のお尻を追いかけるなんて…飛鳥伍長、緊張感はないのかしら」
「放っておけ」
俺は冷徹に切り返した。
「俺達は俺達の任務を遂行するのみだ」
今回は朱雀も相当数がいるという事だ。
前回のナスティ中尉のような独断専行は、兵士個人どころか、隊そのものの全滅を招きかねない。
彼女もその事は御手洗少佐に厳重注意を受けている。
同じ愚を繰り返すような事はないだろう。
…白夜大尉のそばには、飛鳥伍長が寄り添うようにいる。
尤も、見た目ほど仲睦まじいという訳ではないらしい。
甲冑越しにでも、白夜大尉の憮然とした顔が目に浮かぶようだ。
「どういうつもりかしらね」
周囲に聞こえないよう、俺の隣で舞姫が呟く。
「出撃時まで白夜大尉のお尻を追いかけるなんて…飛鳥伍長、緊張感はないのかしら」
「放っておけ」
俺は冷徹に切り返した。
「俺達は俺達の任務を遂行するのみだ」


