俺は思わず廊下の壁際に身を潜めて様子を窺う。
…白夜大尉をこんな場所に呼び出したのは、浅黒く焼いた肌が如何にも軽薄そうな若い男性兵士だった。
小鳥遊飛鳥(たかなしあすか)伍長。
俺や九条と同じ徴兵制での入隊であり、舞姫と同期らしい。
言われるまでもなく、好きで特獣自衛隊に所属している訳ではないといった感じの兵士だ。
「何の用だ飛鳥伍長。私は明日の訓練の準備で忙しい。手短にしてくれないか」
眉間に微かに皺を寄せ、視線すら飛鳥伍長と合わせる事なく言葉を紡ぐ白夜大尉。
そんな彼女を舐め回すような目で、飛鳥伍長は頭の天辺から爪先まで見た。
…白夜大尉をこんな場所に呼び出したのは、浅黒く焼いた肌が如何にも軽薄そうな若い男性兵士だった。
小鳥遊飛鳥(たかなしあすか)伍長。
俺や九条と同じ徴兵制での入隊であり、舞姫と同期らしい。
言われるまでもなく、好きで特獣自衛隊に所属している訳ではないといった感じの兵士だ。
「何の用だ飛鳥伍長。私は明日の訓練の準備で忙しい。手短にしてくれないか」
眉間に微かに皺を寄せ、視線すら飛鳥伍長と合わせる事なく言葉を紡ぐ白夜大尉。
そんな彼女を舐め回すような目で、飛鳥伍長は頭の天辺から爪先まで見た。


