昨日までは懲罰房に入れられていた事もあり、狭い独房での一人の食事だったが、本日からは食堂で食事できる。

孤独な食卓ではなく、九条と舞姫も同席だ。

「それにしても凄かったですぅ!」

唐揚げを頬張りながら、九条が甲高い声を上げる。

「あの早乙女大尉を、刀でバシーン!と一撃なんて!刹那君、かぁっこよかったですぅっ!」

と、そこまで言って、九条はハワワと振り返る。

が、件の早乙女大尉は食堂内に姿はなかった。

「心配ないわ。早乙女大尉は気分が優れないから夕食は要らないそうよ」

隣でサラダを口に運んでいた舞姫がクスッと笑う。