数週間を費やし、多数の犠牲者、そしてごく少数の生存者が発見される。

そんな中、全人類は、この大地震でさえもほんの序章に過ぎなかった事を思い知らされる。

とある調査チームが、震源地である日本近海を調査中に消息を絶つ。

最期に『化け物…!』という不可解な通信を残して。

その通信から数日後。

九州南部に、数百を超えると思われる新種の飛行生物群が大挙して押し寄せてくる。

体長5メートル前後。

翼を持つが鳥類とは似ても似つかず、口から鎌鼬状の超音波を吐き、群れによって、震災から生還した人々をも襲撃、捕食する。

それは、過去の地球史に存在した事のない、未知の生物であった。