俺は静かに歩き出す。

「刹那君、どこへ?」

問いかける舞姫。

しかし俺は答えない。

…俺は、特獣自衛隊を除隊する。

そして、世界へ出るつもりでいた。

神獣達は、国外で猛威を振るう事になるだろう。

日本以外の国には、機械甲冑のノウハウはない。

必ず大きな被害を受ける事になる。

俺は機械甲冑のノウハウ、そしてこの戦争で得た技術と経験を携え、義勇兵として世界各地を転戦するつもりでいる。

生きる為に。

守る為に。