君死にたもうことなかれ

剣を振りかざし、俺は大きく跳躍した!

まだ眼は見えているのか、俺に対して迎撃しようとする玄武。

しかし。

「援護は任せて!」

舞姫のロングレンジライフルが、玄武を牽制する。

その隙に、斬獣刀を玄武の鱗に突き立てる!

ミサイルも、対獣刀も通用しなかった強靭な鱗。

だが、対玄武戦を想定して鍛えられた斬獣刀は、その鱗をも貫き通す!

「はぁあぁぁあぁっ!」

裂帛の気合と共に、俺は更なる斬撃を繰り出した。

…そんな俺の戦いぶりに士気を高めたのか、生き残った兵士達も再び武装を手に取る。

死力を尽くした総力戦。

これ以上の犠牲者を出さない為にも、白夜大尉達の命懸けの反撃の糸口を無駄にしない為にも。

残る戦力を結集して、瀕死の玄武へと攻撃を集中する!