君死にたもうことなかれ

それはまさに、宇宙から飛来した隕石のようだった。

燃え盛る巨大な火球は、既に落城寸前の朱雀の牙城に、容赦なくその猛威を振るう!

直撃する火球。

崩落するハイヴ。

あまりに巨大すぎる為、その光景がスローモーションに見えた。

慌てたように周辺から退避する朱雀、そして特獣自衛隊の兵士達。

だが間に合わなかった者達は、その激しい炎に、爆風に、崩落する残骸に、次々と巻き込まれる。

人間だろうが神獣だろうがお構いなし。

むしろどちらも滅ぼしてやるといわんばかりの、玄武の鉄槌の炎。

…この世界に害を与えるのなら、朱雀だろうと人類だろうと、玄武は敵と見なす。

以前舞姫の言っていた台詞が、俺の頭の中で思い起こされていた。