君死にたもうことなかれ

「おおおおおおおおおっ!」

俺は大きく跳躍した。

巨大建造物のようなハイヴの頂上に匹敵するほどの高さまで、高々と飛び上がる!

そして胸部放射板をハイヴに向けて、殺獣熱線を放射!

高温の熱線が、ハイヴの表面を融解させ、深部にまでその熱量を浸透させた!

如何に巨大とはいえ、所詮は樹木や残骸を朱雀の唾液で固めたハイヴだ。

殺獣熱線の威力は絶大。

ハイヴは巨大な炎に包まれる!

それを待っていたように。

「こちら第504駆逐小隊、御手洗京介少佐!」

後方で戦局を見守っていた御手洗少佐が通信を送る。

「ハイヴ周辺の朱雀の陣形が崩れた!爆撃機部隊を進攻させてくれ!繰り返す!爆撃を要請する!」

流石は隊の指揮官だ。

この混乱の戦況にあって、少佐は冷静に爆撃機部隊の進攻するタイミングをはかっていたのだ。