君死にたもうことなかれ

捨て身の突進で、ハイヴとの距離がだいぶ詰まってきた。

俺の吶喊に士気を高めたのか、他の部隊も後に続く。

「無茶をして!死んだらどうするつもりなの!」

背後から対獣マシンガンで援護射撃しながら、舞姫が通信を送ってくる。

「戦局は膠着するばかりだ。誰かが均衡を破らなければならない」

俺は冷静に返す。

「正論ではあるが、全く…私の独断専行を責めた者のやる事ではないな」

ナスティ中尉も呆れていた。

が、結果として朱雀群は大きく陣地内に攻め込まれ、押された形になっている。

ハイヴ攻略は今が好機!

「いけ、刹那!」

白夜大尉が俺の前に出て、露払いを務める。

「汚らわしいあの化け物どもに、きつい躾をしてやれ!」