君死にたもうことなかれ

「!?」

『轟天』の甲冑内。

何かの起動音が耳に入った。

何だ?

何かのシステムの起動?

理解もできないうちに。

「!!!!!?」

轟天は動いた。

最早俺の意思とは関係なく、手にした斬獣刀を構え、引き付け、その切っ先を目前の早乙女大尉へと繰り出す!

「や…」

一瞬、全ての光景がスローモーションになった。

だがそれも僅かな時間の事。

「やめろぉぉおぉおっ!」

俺の叫びも虚しく、轟天は斬獣刀で早乙女大尉の胴を貫通した!