君死にたもうことなかれ

受け身を取れないまま、駐機場のアスファルトに倒れる早乙女大尉。

俺もそれを追って格納庫の外に出る。

「く…」

起き上がる大尉。

まだ戦意は衰えていない。

再び大型穿孔機を身構える。

「止せ、大尉!投降すれば今ならまだ…」

「もとよりその気などない!」

穿孔機を突き出す早乙女大尉!

俺は咄嗟に『轟天』の腰に下げてある、大振りの刀に手をかける。

対獣用大太刀『斬獣刀』。

並の機械甲冑が装備している対獣刀より、剛性も切れ味も上回る近接兵装だった。