「そして轟天は…」
御手洗少佐が俺の顔を見る。
「刹那三等兵、お前に任せる」
「!」
俺は驚きを禁じ得ない。
入隊してまだ数ヶ月。
実戦経験の浅い俺に、最新型の機械甲冑を預けるというのは異例の抜擢だ。
だが。
「少佐、それはどういう事ですか!」
それに異議を申し立てたのは早乙女大尉だった。
「白夜大尉や俺ならばともかく、何故新兵の刹那に!」
「撃墜数ならば早乙女、お前よりも刹那の方が遥かに上だ。階級ではなく、実力で今回の選定をした」
冷ややかな御手洗少佐の言葉。
「適任ですね」
ナスティ中尉が言い、その横ではドルフ大尉と白夜大尉も頷いている。
しかし。
「少佐」
早乙女大尉は歯噛みしながら言う。
「今回の人選は…やはり『あの計画』が絡んでいるという事ですか…?」
御手洗少佐が俺の顔を見る。
「刹那三等兵、お前に任せる」
「!」
俺は驚きを禁じ得ない。
入隊してまだ数ヶ月。
実戦経験の浅い俺に、最新型の機械甲冑を預けるというのは異例の抜擢だ。
だが。
「少佐、それはどういう事ですか!」
それに異議を申し立てたのは早乙女大尉だった。
「白夜大尉や俺ならばともかく、何故新兵の刹那に!」
「撃墜数ならば早乙女、お前よりも刹那の方が遥かに上だ。階級ではなく、実力で今回の選定をした」
冷ややかな御手洗少佐の言葉。
「適任ですね」
ナスティ中尉が言い、その横ではドルフ大尉と白夜大尉も頷いている。
しかし。
「少佐」
早乙女大尉は歯噛みしながら言う。
「今回の人選は…やはり『あの計画』が絡んでいるという事ですか…?」


