門の前には銃を手にした迷彩服の警備兵が二人。

俺が一旦立ち止まり、敬礼すると、彼らもまた表情を崩す事なく敬礼を返してくれた。

そのまま俺は敷地内へと足を踏み入れる。

特獣自衛隊第504駆逐小隊、広島県呉基地。

2年前の、いわゆる『第一次神獣遭遇戦』の際に連合軍が死守した最終防衛ラインである中国地方。

そのエリアに建設された、いわば神獣迎撃の最前線だ。

多くの特獣自衛隊隊員と、世界各国から集まった義勇兵がここで寝食を共にし、神獣侵攻の際には銃を執って戦う。

…この呉基地に、今日から俺も配属される事となる。